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【開催レポート】英語で学ぶコンピュータ・サイエンス第3回:デバッグについて楽しく学ぼう

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10月18日(日)に「英語で学ぶコンピュータ・サイエンス第3回:デバッグについて楽しく学ぼう」を飯塚市役所で開催しました! →開催詳細はこちら

シアトル・熊本・福岡の3会場をオンラインで繋ぎ、シアトルのVRエンジニアKenji先生から、3箇所の子どもたちが同時に「英語」でコンピュータの基礎を教えてもらう、この「英語でまなぶコンピュータサイエンス」シリーズ、番外編も入れるともう4回目となりました。これから10月〜12月まで3回連続で実施しますが、すべて満員御礼です!

なぜ私たちが「コンピュータ・サイエンス」という分野を、わざわざ難しい「英語」で教えているのかについては、ぜひ第一回目のレポートをご覧頂ければと思います!

講師の今崎 憲児(いまさきけんじ)さん
VRで有名なOculusエンジニアとして活躍中!

Seesawの紹介などケンジ先生のコンピュータ教育エッセイ(全10回)はこちら

今回から中継にはZoomを使い音声周りの機材も整え、配信環境はかなり快適になりました!毎回課題を振り返り、回を重ねるごとにどんどんアップデートしていっています。今回も、授業向けInstagramとも表現される教育プラットフォームの「Seesaw」と、誰でも簡単にクイズをつくって遊べるアプリ「Kahoot!」を利用して学習過程を共有したり、理解度を確認しながら進めていきました。

また、第3回〜5回まで飯塚市教育委員会のご後援を頂き、iPadと会議室の貸出をして頂くこととなりました。飯塚市は「プログラミング教育」と「英語教育」のどちらも力を入れているため、私たちの取り組みもぜひ応援したいと仰って頂き、ご協力頂けることになりました。日曜日の市役所は誰もいなくてまるで侵入してるかのような不思議な気分です(^^)

すべてのご家庭がパソコンやタブレットを持っている訳ではないので、できるだけ手ぶらで気軽に来て欲しいという願いがあり、それが実現できたのは本当に嬉しいです!このように、私たちのイベントはボランティアスタッフや行政、学校、企業の方、たくさんの人たちのご協力で開催できています。本当にありがとうございます!

さて、今回は「デバッグについて楽しく学ぼう」ということで、ゲームやアプリなどでもおなじみの「Bug(バグ)」をテーマに授業を行いました。授業中何度も「バグってる!!」という言葉が聞こえてくるほど、子どもたちにもイメージが湧きやすいテーマだったようです。そもそもバグとは何か、そのバグをどういう手順で直してくかについて、ゲームなどの分かりやすい例を交えて学び進めていきました。

「英語で学ぶコンピュータ・サイエンス」シリーズでは、参加する前に宿題を出していて、今回の宿題は2つ、1つは「絵の中から間違いを見つけて人、モノ、動物に分けること」もう1つは「絵の中から間違いを見つけて、間違い度に分けること」でした。

Seesawの宿題(Activities)を確認する画面

システムの不具合に重要度や優先度を設定することを「バグトリアージ」と呼びますが、これを本番前に一度体験してもらうために宿題として出題し、Seesawで提出してもらい、シアトル・熊本・福岡の子どもたちみんなで事前に共有しました。特に、宿題2は人によって捉え方が違うため正解はなく、人それぞれ全く違う答えが出てくるので、Seesawで比較して見るととても面白いです!

そして、授業前のアイスブレイクとして、それぞれの都市の名物を紹介しました。日本会場は日本語OKだったのですが、英語でばっちりスピーチされた子どもも!とてもかっこよかったですよ(^^)

いよいよ、バグの「歴史」から授業に入ります。なぜ「バグ」が「バグ」と呼ばれているか知っていますか??保護者の方からも驚きの声が!答えが気になる方は、「グレース・ホッパー」で検索してみてください(^^)

前半しばらく講義があったあと、お待ちかねのSeesaw Time!

宿題で見つけたバグの中からとっておきのバグを選んで、バグレポートをつくります。タブレットでさくさく入力してSeesawで提出。リアルタイムに他の子どもたちの提出物を見れたり、先生に当てられなくても発表ができて、子ども同士でいいね!やコメントができるというのがSeesawの素晴らしいところです。私たちの授業では間違いや失敗を気にする必要はありません。

そして10分程度の休憩です。休憩中シアトルの子どもたちはいつもピザを食べています。日本は朝11時くらいですが、シアトル−16時間の時差があるのでもう夜なのです(^^)

休憩中に限らず、ちょっと退屈になったり、課題が早く終わったから遊びたいなと思ったら、こんなふうにSeesawでお絵かきを始めてOK!というのが私たちのルールです!

休憩のあと、後半は「バグトリアージ」について学びました。とあるゲームのプロダクトマネージャーになったつもりで、ユーザーから上がってきたバグリポートとユーザーフィードバックをトリアージします。どのバグに優先して取り組むべきでしょうか??みんな一生懸命考えます。

「ゲームが立ち上がるのに時間がかかりすぎ。ひどいゲーム。」
「このゲームいいね!」
「モンスターを捕まえたのに、逃げられたー」
「5つのアイテムを使ったのに、使われなかった」
「ログアウトして、ログインしたら、捕まえていた10匹のモンスターがなくなっていた。どうしてくれる?」

次に、Graph Paper Programmingに挑戦!今回はタブレットでやっていますが、もちろん紙でもできますので、機材やインターネットを使わずにプログラミングを学ぶ方法としてもおすすめです。

この図形をつくるにはどうプログラムしたらいい?このプログラムだとどんな図形ができる?
このプログラムにはどんなバグがある?どう直したらいい?
子どもたちは集中して「できた!」と言いながらどんどん手を進めていきます。これもSeesawで提出していきます。

最後は、クイズアプリのKahoot!を使って、シアトルから出されたクイズに全員で挑戦!日本語サポートをするとはいえ、問題も回答も英語なので、シアトルの子どもたちが圧倒的に有利なのですが笑
この激闘の中、なんと福岡会場からもベスト10入りが生まれました!素晴らしいです(^^)

こちらは熊本会場の様子です。熊本高等専門学校で開催されました!

これで今日の授業は終了しました。シアトルと熊本のみんなに画面越しに手を振ります。
また会える日まで☆

最後に、今回から特別に福岡会場だけポイント帳を配ることになりました!そして、参加してくれた子どもたちと、サポートしてくれたスタッフ、そして一緒に参加して友達になった子ども同士で、感謝の気持ちをポイントで贈り合いました。授業への参加で、最初にKids Code Clubから500ポイントプレゼントしましたが、あげたりもらったりしながら、結局残高が500ポイントに戻っているのが素敵ですね(^^)

帰る前にもう一度、お互いの名前を確認したり、メッセージを送りあったりして、今日のこと、お互いのことを覚えておくきっかけになればいいなと思います。貯まったポイントの使いみちは??お楽しみに(^^)

日本にいると、英語で授業を受けるという経験はなかなかできないため、せっかくの機会を活かして欲しいという想いから、今回ははじめて、英語が得意な子どもたちはひとつのテーブルにまとめ、通訳なしで授業に挑戦してもらうという新しい取り組みを行いました。

もちろん、その他の英語が得意ではないテーブルには1〜2名ずつスタッフがサポートにつき、特に分かりにくいところを中心に、日本語でのサポートを行いました。すべて同時通訳のようにしてしまうと、せっかくの機会がもったいないので、できるだけイラストだけで何を言っているかイメージが湧くようにスライドを工夫してつくっています。「子どもには難しいのではないかな?」と心配していた部分も、実際には、子どもはちゃんと理解していたという場面もあり、驚かされました。

また、現役エンジニアのスタッフからは、授業プラスαの知識を教えてもらうこともあり、エンジニアになりたい!という夢をもつ子どもにはとても刺激になったようです。授業中にSeesawのバグや、問題自体のバグを見つけるというツワモノも!

今回も、子ども向けのアンケートの結果、満足度:4.8/5という、嬉しい結果となりました!英語が難しかったという英語経験ゼロの子どもにも「最初は不安だったけど、内容が分かると楽しくなった」とコメントがもらえたのも本当に嬉しかったです(^^)

英語やコンピュータが苦手な子どもにも、保護者の方にも、「楽しかった!」「またやりたい!」と言って頂けるように、これからも引き続きイベントを良くしていきたいと思います!

次回もお楽しみに!

★授業の詳しい内容や参加者の声など他の会場のレポートもぜひご覧ください★
シアトル会場:SIJPさん(Seattle Japanese IT Professionals)
熊本会場:くまもとLRネットさん

※間違い探しイラストの出典:What’s Wrong with these pictures? / David Coulson

この記事を書いた人

Kids Code Club 編集部

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