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DC講座2024第1回「デジタル・シティズンシップを知ろう!体験しよう!」開催レポート

デジタル・シティズンシップ(DC)講座について
2023年12月~2024年7月の期間中、Kids Code Clubのデジタル探求プログラムでPC・Wi-Fiを貸し出している小中学生とその保護者を対象に、デジタルへの苦手意識や不安を解消して、より安心・安全なデジタル活用を促進するための「デジタル・シティズンシップ(DC)講座」を月1回開催しています。
講座の詳細についてはこちらの記事をご覧ください。
今回は2023年12月に開催した第1回目のレポートをお送りします。
DC講座第1回「デジタル・シティズンシップを知ろう!体験しよう!」レポート
第1回の講座概要
「デジタル・シティズンシップを知ろう!体験しよう!」というテーマで、これからはじまるデジタルシティズンシップを親子で楽しんでもらうために、どんなことを学んでいくかの紹介と、オンラインでのコミュニケーションを親子で体験しました。
第1回の講師紹介
講師は、Kids Code Clubのスタッフ、山本奈穂子さん(なこさん)。システムエンジニア、Webデザイナー、ICT支援員など、パソコン・インターネットを使ったお仕事をされていました。なこさんの息子さん2人も、マイクラやscratchが大好きで、保護者の視点からのお話もされました。

いつものovice会場に集まったらまずは「リアクションゲーム!」

なこさんと同じリアクションボタンをクリックしてキッズが反応してくれます。ovice会場でのコミュニケーションツールは、マイク(自分の声で話す)、チャット(文章で伝える)、リアクションボタン(👌、👍、💛、×、などなど)の3つがメインです。色んな気持ちの表現が出来るこの場所で、リアクションボタンはクリック一つで意思表示がしやすいので、挨拶や頷きの代わりにも使いやすく、複数のアイコンから同じリアクションが出てくると一体感を感じられます。
今日の講座はちょっと難しいかもと思っていたかもしれませんが、リアクションゲームでわいわい楽しい雰囲気が出てきて緊張がほぐれてきます👍それでは今回のテーマ「デジタル・シチズンシップを知ろう!体験しよう」について学んでいきましょう。
【デジタル・シティズンシップとは】
デジタル・シティズンシップとは、デジタル技術の利用を通じて、社会に積極的に関与し、参加する能力のことをいいます(欧州評議会2020より)。8回の講座を通じて、デジタルを活用するうえで必要となる、安全・責任・相互尊重の姿勢と、自分で考えて行動する力を、親子の対話を通じて育んでいきます。
子どもたちだけではなく、保護者の方、特にデジタルにあまり関わってこられなかった方や、知る機会のなかった方にとっても、日常でのデジタルとの付き合い方についてお子さんと一緒に話す時間を設ける事で、よりよい使い方を考えていくきっかけになるといいなと思います。
イントロダクションとして、総務省から公開されている動画をみんなで視聴したあとに、次のポイントを押さえながら「デジタル・シティズンシップとは」について考えてみました。
・トラブル対処のために学ぶのではなく、行動する方法を学ぶ
・ すぐに身につくものではないので少しずつ知って考えていこう
・デジタルシティズンシップはパソコンやインターネットを使う時だけ考えればいいものではなく、現実の生活の中でデジタルを上手く使っていくことであり、私たちの生活はデジタルの世界と繋がっている
【情報モラルについて】
さて、ここまでの話を聞いてみて、デジタル・シティズンシップについてはなんとなく分かってきたけれど、「情報モラル」とどう違うのだろうか?と思った方もいらっしゃると思います。講座に参加してくれている子どもたちも、情報モラルは聞いたことがあるよ~!とチャットやリアクションボタンで教えてくれました。
情報モラルとは、デジタルやインターネットを使う時に、個人が気を付ける事、安全に利用できるように、守るべきルールやマナーを指します。デジタルシティズンシップの力を身につけるためには、情報モラルを学ぶことも必要です。
💡情報モラル ひとりひとりが気を付ける事
💡デジタルシティズンシップ 社会とのかかわり方、社会の一員としての振る舞い方
【デジタル・シティズンシップの6つのテーマ】
デジタルシティズンシップには6つのテーマが設けられおり、今回の講座のシリーズは、このテーマに沿って進めていきます。まずは6つのテーマについてキッズたちにもわかりやすく、簡単に説明していきます。
・ニュース・メディアリテラシー ”嘘の情報・本当の情報を見分ける力”
・メディアバランスとウェルビーイング ”バランスを考えて生活していこう”
・セキュリティとプライバシー ”個人情報を守れているかな”
・対人関係とコミュニケーション ”画面の向こうには人がいる”
・ネットいじめ、もめごと、ヘイトスピーチ ”意見を発信する時に気を付ける事”
・デジタル足あととアイデンティティ、著作権 ”自分の事をどうやって知ってもらおう”
6つのテーマをひとつずつ見ていくと、人によっては身近に感じられるテーマ、直面したことがあるテーマもあると思います。これらはデジタルを生活の中に取り入れる上で避けては通れない事柄になってくるので、少しずつ知識やスキルを上げていきたいですね!
【対人関係とコミュニケーション】
6つのテーマを知ったところで、そのうちの1つである「対人関係とコミュニケーション」について、今日はみんなで考えてみます。コミュニケーションとは、自分の気持ちや言いたい事を伝えたり相手の気持ちや言いたい事を受け取ったりして、互いに気持ちが通じ合う事をいいます。一方的に発信するのではなく、やり取りすることが大切ですよね。講座の最初に行ったリアクションゲーム、これもひとつのコミュニケーションツールですね。絵文字ひとつで気持ちを表現出来るのがリアクションボタンのいいところです👌

普段子どもたちが放プロに参加している時、「いいね!」と表現したくなったらどのボタンを選ぶのか・・👍👌💛🙌🎉は、それぞれ違います。
その時の気持ちを好きなボタンで自由に表現できる反面、ひとつのボタンに対する気持ちが相手と違うこともあります。例えば、誰かが「あなたの作品最高だね!」という気持ちを🎉を連打することで表現したとき、「わ~嬉しい!!」と思う人もいるかもしれないし、「大きな音が何度も鳴るから、何度も鳴らすのはやめてほしいな」と思う人もいるかもしれません。
(※リアクションボタンはボタンごとに効果音がついており、🎉ボタンは特に大きな効果音がします。)
自分が楽しいと思える事も、周りのみんながどう感じているのか考えてみるのも大切ですね🙌
【マインクラフトでのコミュニケーション体験】
講座の最後にはマインクラフト教育版を使って、バーチャル空間でのコミュニケーションについて考えてみることにしましょう。講座に参加した子どもたちも同じワールドに入ってみます!マインクラフトでは人の形をしたアバターを操作するので、対面でのコミュニケーショと似ている雰囲気を感じる人もいると思います。

上の画面では、青い服をきたアバターにクッキー🍪を渡してみました!ちょっと分かりにくいですが、アバターがお辞儀をしてくれているので、喜んでいるのかもしれません。みなさんはクッキーをもらったらどんな気持ちになりますか。
マインクラフト内では色んなアイテムを相手に渡すことが出来ますが、ポーションや武器など、渡すアイテムによっては投げつけられたと思うこともあるようです。自分がたくさん集めたものや大好きなものでも、相手が欲しいか確認することはとても大切ですね。
その他にも、次のようなことを一緒に考えてみました。
・距離が近いとどんな気持ちかな ”何か用事があるのかも”
・お辞儀されるとどんな気持ちかな ”ちょっと嬉しい”
・じっと見られているとどんな気持ちかな ”何か話したい事があるのかも” ”気になる”

また、マインクラフトの操作に慣れなくて相手にぶつかってしまうことや、不注意で相手にダメージを与えてしまうこともあります。自分の体に直接当たるわけではありませんが、こんな時、どんな気持ちになるのかも考えてみます。
(※画面中央のアバターが赤くなっているのはダメージが加えられた時の様子です。)
講座に参加した子どもたちも、実際のバーチャル空間でのコミュニケーショ方法について考える体験ができたので、画面の向こうには人がいると言う事をより深く体感できる時間になったかと思います。途中、クッキーを多く貰った子は貰えていない子に渡してくれる場面もあり、終始和やかな雰囲気で講座に参加してくれていました。
【親子対話の時間】
親子で対話する時間を設けるために、講座の最後に振り返りアンケートを実施しました。そのなかの一部をご紹介します。
<講座をうけて、親子でためしてみたい、やってみたいなと思うこと>
・絵文字を使うことを初めて知ったので、もっとたくさんやってみたいです‼保護者は、マイクラでチャットをしてみたいそうです!
・デジタルシチズンシップ紹介の動画から学び、子ども自身で紹介を作ってみたいと思ったようです。
・英語のワールドに入ったことがないから入ってみたい
・またノーベルのことを調べたり自分でもしたいです
・お母さんが住んでみたい理想の間取りを、子供がマイクラのワールドで建築して、招待してくれるという企画
・リアクションをママとやりたいと思った
・親子でマインクラフトをやってみたいと思いました。
・親子間でも優しく話さなきゃなと思いました
・自分でやることに集中しすぎて周りのリアクションに気が付かないことが多いからそれを気を付けたい。
・親子で話し合って、相互理解を深めて楽しくやりたいことをやっていくことを実践していきたいです。
・字幕機能を試してみたい。これからもマインクラフトでは、自分なりのあいさつや思いやりの心を持って遊びたい。
・お互い大事にしあうことについて話し合ったりする自分はいいと思っていても、相手は嫌だと思っているかもしれないということがわかって、気を付けたいと思った
<講座で嬉しかったこと・良かったこと、ご自身の気持ちの変化、親子のエピソード>
・設定など、まったくわからなかったことを子供がやっていて驚きました。
・放プロ会場では大人の目があって安心して利用できますが、子供だけで利用することになった時の為に学ぶことが必要だと思いました。
・ネットは危険もありますが、ネット環境に触れていないときでも親の持続的な声掛けが必要ということがわかり、しっかり見守っていきたいと思います。
・普段やっているところをなかなか見られないのでどんなことをしているのか知れてよかったです。
・みんなでリアクションしあえたことが嬉しかった。
・人との関わりが出来て良かった。
<その他感想>
・みんなで音がでない!とか助け合っていてすごく感動しました。
・デジタルシティズンシップを学べる機会などなかったので、親子でしっかり学ばせていただきます。貴重な機会をありがとうございます。
・いつもお世話になります。私たち保護者世代では経験することが難しかったデジタルの世界が当たり前に存在することで、子供たち同様一緒に勉強していく必要性を痛感しました。これまでは、デジタルだから、リアルだからと特別なこととして考えず倫理観をもって接すれば問題になることはいないと思っていました。しかしながら、そうもいかない問題もあるように思いました。(一方的に受ける攻撃など)今後の講座もよろしくお願いします。
次回のデジタルシティズンシップ講座のテーマは「メディアリテラシーを身につけよう」です!フジテレビの方を講師としてお招きして、世の中のニュースや情報、SNSなどとの向き合い方について学んでいきます。
★本講座は下記の助成を頂いて実施しています
・特定非営利活動法人 日本NPOセンター様「安心安全なデジタル環境づくり助成プログラム」
・公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン様「子ども・地域おうえんファンド」
(レポート:はるか)
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