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2025/1/29

親子で学ぶAIの“真価 ” 〜 便利さとリスクとの向き合い方を考える【第1回開催レポート】

「AIが間違えるなんて知らなかった」- 1月12日、全国から集まった50組の親子が体験したAIの意外な素顔。2025年度の『親子で体験!1分間プログラミング』ワークショップ第1回では、便利すぎるAIツールの「落とし穴」を、子どもたちが自らの目で確かめていきました。質問の仕方一つで大きく変わる回答、時には堂々と間違った情報を返すAIに驚きの声を上げる子どもたちと、真剣な表情で画面を見つめる保護者たち。全3回シリーズの入り口で、参加者たちは「AIとの正しい付き合い方」という重要な課題に向き合うことになりました。


ゲームとAIは親子でやってほしい!

参加した小中学生の中でAIを使ったことがある子はおよそ半数。しかし、ChatGPTやGeminiなど各種生成AIツールには、基本的に13歳未満の利用は不可、13歳以上の未成年者には保護者の同意を必要とする利用規約があり、それを知らなかった参加者も散見されました。

今回のセッションでは、なぜそうした利用規約があるか、その背景となっている生成AIを利用するにあたっての注意点をしっかり理解してもらうことに焦点を当てました。同時にその便利さも実感してもらうことで、「リスクを理解した上で親子でAIを活用する価値」に気づいてもらうことが大きな目標です。

なぜ「ゲームも親子で」というのは、ゲームのやりすぎを注意するより、親もいっしょになってゲームをやることでコミュニケーションの促進にもつながり、ひいては子供と一緒にゲーム時間問題に向き合うことができるのでは、という専門家の意見があるためです

「ストロベリーの“ストロ”って何?」

そこでまずはAIに簡単な質問をして肩慣らし。そして「ストロベリーのストロって何のことですか?」というお題に取り組みました。皆さんお分かりになりますか?

そうです、「ストロー」のことだったんですね。でも話はそう単純なことではありません。どうして「麦わら」という言葉が使われたかは諸説あり、なかなか興味深いのです。

そして次は「ラズベリー」。「ラズ」って何のことか知らない方が多いと思います。

ベリーの話はあくまで一例。身近には知らないこと、知りたいことは山ほどあります。周りに大人がいなくても、百科事典がなくてもAIは何にでも答えてくれます。それだけに大切なのは「疑問を持つこと」。質問をしなければAIも単なる「箱」にすぎません。

「間違いをするAI」を目撃した!

ところが、簡単な質問にもAIは堂々と間違いをする例を体験しました。AI界隈では有名な「ストロベリーの英語のスペルにRはいくつありますか」です。いまだに多くの生成AIがこれに「2つ」と答えます。実際に質問した参加者のなかでもかなり多くの親子が「2つ」という回答を目にしました。もちろん正解は3つです。

「ベリー」についてあんなにたくさんの知識を披露してくれたAIがこんな単純なミスをすることに「衝撃でした」という声もあがりましたが、それが正に現実のAIなのです。利便性とリスクが隣り合わせになっていることをしっかりと把握することが重要なのです。AIに年齢制限が設けられているのはそういったことが背景にあるのです。

なぜ親子でAIに取り組むべきか?

AIの回答にはいろんな意味で間違いが含まれることがあります。だからこそ、AIの活用は親子で取り組み、どういった回答が正しいのか、そして間違いであるならどうやって検証したらよいかをじっくり相談しながらやっていくのが最善で、是非ともそうしてほしいのです。それによって大人のAI活用スキルが向上するという一石二鳥効果も期待できます。

次回はいよいよプログラミング!

次回、2月9日のワークショップは「AIを活用してプログラミング学習」をテーマに、JavaScriptのテキストコーディングに挑戦します。それに向けて、Kids Code Clubの高校生メンターとして参加してくれたheroさんがデモを見せてくれました。AIを使って、夜空に雪がしんしんと降る様子のアニメをp5.jsエディタで作ってくれました。

このように、テキストコーディングをどうやって自習していくか、具体的なAIの活用方法を学びます。それを前に宿題として出されたのは、Kids Code Clubが提供するJavaScriptの自習チュートリアル、「サイレントリアル」です。

簡単なプログラミングでゲームやアート作品を作る方法を「模写」を通して学習できる、小中学生向けのオンラインチュートリアル(無料)です。これで基本的なコーディング作業になれてもらった上で、次回は楽しいゲーム作りに取り組んでもらう予定です。

子どもや保護者からの声

【子ども】

  • 初めてAIを使ってすごいと思いました

  • これからAIにたくさん質問してみたいと思いました\(^-^)/

  • 使い方をずっと知りたいと思っていたのでよかったです

  • タイピングが遅いと感じたので練習する

  • 国語が苦手なので、どうやって正しく質問すればいいのかが難しいと思いました

  • AIに苦手なことがあることを知ることができました!

  • AIでもまちがえることがあるのがびっくりした

【保護者】

  • 親子で取り組む意味がよくわかりました

  • 子どもがどんどん想像を膨らませてAIに質問していました

  • AIを100%信用しないで裏付けリサーチが必要だということを実感しました

  • AIが完全ではないことの実例を挙げていただきわかりやすかったし、強く印象に残りました

  • これまでは親が宿題など調べものに使うのみでしたが、子供でも要領がつかめれば自分で学びに使えそうだなと感じました

  • 自己流でしか使ったことがなかったので、説明を聞けて使い方の幅が広がりました

  • AIは必ずしも正しくないことがわかり衝撃でした

  • 最近Chat GPTの話をよく聞くものの、どう活用したらいいかよくわからなかったのですが、今回丁寧に教えていただいたことで、AIへの興味が深まりました

  • AIに頼るだけでなく、様々な方法で知識を習得していくことが必要とも感じました

  • 都会と田舎、日本と米国の情報格差が出ないようにしてくださっていることに感謝しています

【講師】

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